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ドコモsimロック解除の予定を・・・ [モバログ]

先日の総務省のsimロック解除に関するガイドラインにこたえる形で、NTTドコモが来年4月以降の端末は「全機種でsimロック解除」との発表を行いました。
まあ、当然と言えば当然の話で、国内端末が全てsimロック解除になったとして、最終的に利があるのは、はっきりいって絶対多数の契約数と、最も広い通話エリアを持つドコモだけです・・・もともとNTTなんて電電公社、つまりお役所です。国との結びつきが最も強い企業とあって、この流れ自体なんだかとっても怪しいです。

このsimロック解除の動き・・・平成7年からの話なのですが、この頃は日本の携帯がものすごく多機能化したが故に、海外進出をもくろむも、あまりの多機能と高額ゆえに敗退し、ガラパゴス化と称され始めた時期・・・そもそも、携帯事業がグローバル化できなかったのはsimロックのせいではありません。メーカーとキャリアが押しつけがましいサービスを取り込んでいったからにすぎません。また、こうしたサービスは当然ながらインフラとの連帯を必要とされる故、すべての国で簡単に受け入れられるものではなかったのです。

また、実際にsimロックに関しては、現状でほとんどの人は「出来たら良いな・・・」程度で、ホントに必要な人など海外出張が多いごくわずかな人ぐらいで、はっきりいって総務省の言う「国民の要求」などではありません。むしろ、一般的には本当のメリット、デメリットは解っていないのが実情で、上辺だけ聞けば当然何とかロックなんてなくどこのキャリアでも使えれば良いに決まってます。
逆に、自由にキャリアを乗りかえられるとして、端末保障やサポートはどうなるんでしょう?絶対的にデメリットが多くなるはずなのです。
そして、最も危惧されるのが、端末価格の上昇です。
現在はその高価(まともに買うとほぼ6万円~8万円)な端末代を一定の期間契約することで低減したり、分割したりしていますが、購入後他のキャリアに乗り換えられる可能性がある以上、こういったサービスは不可能になります。
つまり、一括で高価な端末を購入するか、金利を払いクレジットで購入するかといった流れになるのではないでしょうか。(現実にiPadは3Gモデルの分割には金利はいりませんが、WiFiモデルには金利負担が発生しています)

とまあ、いろいろ危惧する面もあるのですが、実際は総務省もsimロック解除しろよ・・とほおりっぱなしで、方法論については各キャリア任せです。
ドコモの発表でも「ソフトで端末にロックを解除する機能を搭載する」とゆう微妙な言い回しにあるように、実際は完全フリーで購入するなら、かなりの高額(定価)を払い端末を手に入れるか、安く購入したいなら一定期間の縛りを付けて購入するかの2者択一になるのではないでしょうか・・・・

何れにしても、このsimロック解除によりメーカー、キャリアを含む携帯ビジネスが衰退はしても、絶対にグローバル化することなどあり得ないと思います。もはや、全てが遅すぎます・・・・
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